事例8:公務執行妨害罪等で収監されている若者Hさん
現在、公判中で、弁護人の話では、初犯で、身寄りがなく、同情すべき点があることから、執行猶予が付く可能性が大ということです。支援団体の相談員さんから、出所後の住まいを探していると電話が入りました。
障害者への支援にも取り組んでいるアパートの家主さんと一緒に経歴や事件の経過等をお聴きしました。21歳で、精神的にも少し不安定な面があるが、当面は生活保護を受けながら、少しずつ社会に適応できたら、と。
では、出所されたら、ご本人と面談しましょうかと約束したのですが、その後、相談員さんの報告では、ご本人は、今すぐ一人で生活する自信がないということで、教誨師(お寺や教会)の方の支援を受けて生活のリズムを作っていくことになりました。